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2023.05.22 - Mon

量子医学でがんが治る? 具体例紹介

医療界に新たな風を吹き込む、量子医学。この記事では量子医学がもたらす、がんの発見と治療の新たな手法、そしてそのメカニズムを解説します。

新しいがんの治療に関心がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

事例① 量子医学でがんの早期発見

がん細胞は、自ら増殖し周囲の正常細胞をがん化するエネルギーを持っており、これは「がん活性」と呼ばれています。がん活性は発生後約10~15年かけて生命を脅かすほど増大するといわれ、最新の画像検査でも異常を発見できるのは、1つのがん細胞の分裂が始まってから十数年後です。しかしその段階では、がん細胞は既に広範囲に拡散し、転移巣を形成し始めています。

量子医学を用いたがん治療では、がん活性の存在を「がん活性消滅療法(CEAT)」の一つである「共鳴反応検査」で発見できます。この検査は、オーリングテスト(O-Ring Test)という特殊な生体検査法をがん検診用に改良したものです。共鳴反応検査は、がん遺伝子が発生し、それが数を増し腫瘍を形成する全行程でがん活性の存在の確認が可能です。また、術後拡散している再発転移の元であるがん遺伝子の存在部位までも発見できると言われています。

共鳴反応検査は、非侵襲的かつ痛みのない検査であり、早期発見に有効な検査法です。またこの検査は、脱衣の必要もなく7~8分で終了し、比較的手軽に検査を受けられます。

事例② 重粒子線でがん細胞が消失

重粒子線治療は、放射線治療の一種です。この治療法では、炭素イオンを円形の加速器で光の速さの約80%まで加速し、患部に照射します。炭素イオンは、原子核を加速して生成される粒子線であり、陽子に比べて約12倍の質量を持ちます。

重粒子線治療の特徴には、主に3つの点が挙げられます。

1つ目は、正常な細胞へのダメージが少ないという点です。X線は身体の中を進む距離に応じて徐々に弱まり、身体の表面から患部周辺まで正常な細胞にもダメージを与えてしまいます。しかし、重粒子線治療ではエネルギーを身体の奥深くに集中させることができるため、周辺の正常な細胞へのダメージが少なく、身体への負担も軽くて済みます。

2つ目の特徴は、従来の放射線治療では効果が限定的であった難治性のがんにも有効であることです。重粒子線は、X線や陽子線などの放射線治療と比較して、がんをより効果的に破壊する能力を持っています。

3つ目の特性は、短期間での治療が可能な点です。前立腺がんの場合、強度変調放射線治療(IMRT)では約40回の照射が必要ですが、重粒子線治療ではわずか12回の照射で済みます。同様に、初期肺がんの場合、定位放射線治療(SRT)では通常4~6回の照射が必要です。しかし、重粒子線治療では1回の照射で治療が完了する方法も開発されています(重粒子線治療の照射回数はドイツの放射線医学総合研究所の実績に基づく)。

事例③ 量子メスの開発が進行中

量子メスとは、小型で高性能な次世代重粒子線がん治療装置です。

最初の重粒子線がん治療装置である「HIMAC」は、1994年から臨床研究が行われました。HIMACのサイズは120×65mで、サッカーコート程度の大きさです。その後、第2世代、第3世代と進化するにつれて小型化されましたが、それでもまだ大きな装置でした

量子メスは、QST(量子科学技術研究開発機構)の高強度レーザー技術と超電導技術により、さらに小型化されたものです。第4世代はHIMACの20分の1、第5世代は40分の1のサイズで、がん以外の疾患にも応用できるほど精度が高くなっています。

量子メスは、従来の重粒子線がん治療装置に比べて、以下のメリットがあります。

  • 小型なので、設置場所を選ばない

  • 高性能なので、従来よりも高い精度で治療できる

  • 従来の重粒子がん治療装置より低コストである


量子メスは、まだ開発段階ですが、今後はさらに普及していくことが期待されています。

まとめ

量子医学は未だに知名度の低い治療ですが、今後の発展が大きく期待できる医療分野です。量子メスの普及により、がん治療は大きく進化することが予想されます。量子メスは照射回数が少なく、副作用も少ないため、働きながら治療を受けられるでしょう。

このような特徴によって、これにより、高い生活の質(QOL)を維持しながら、自分らしい生活を実現する治療が可能となります。

現代では、2人に1人ががんにかかると言われています。また、日本は超高齢化社会であり、高齢者の身体に負担の少ない放射線治療への需要は増加傾向です。

量子メスの普及により、がん患者はより良い治療を受けられるようになれば、がん治療に対する社会の負担も軽減されるでしょう。
新神戸歯科 名誉院長 藤井佳朗

【監修】藤井 佳朗新神戸歯科 名誉院長

歯学博士。生涯健康医学会理事。
愛知学院大学歯学部卒業(初代学長・小出有三賞受賞)、同大学大学院修了。
頭痛や肩こり・腰痛、アトピーや自律神経失調症といったさまざまな不調や病気が引き起こされる原因に、歯の噛み合わせや、身体に合わない金属を使用した歯科治療があるという観点から、その人の全身を見ながらの歯科治療を行う。現在、日本医用歯科機器学会理事、生涯健康学会理事、噛み合わせと全身との関連を考える会顧問。ホリスティックな歯科治療の第一人者として、量子力学を取り込んだ量子医学の研究、身体ではなく身体を取り巻く場を重視した歯科医療を実践している。
主な著書に「慢性痛を治したければ歯科に行きなさい(幻冬舎)」「咬合のマジック」(デンタルダイヤモンド)「歯科からの医療革命―「体の症状を歯から治す」これが究極のホリスティック歯科医療だ!(現代書林)」「携帯電話は体に悪いのか?(DVD付) ―歯科からの電磁波対策(現代書林)」「咬合のmagic―論より証拠(デンタルダイヤモンド社)」などがある。

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