実際に確かめてみると、女性の口は指の幅にして2本分しか開きません。また、診療台に寝てもらって足の開きを確認したところ、全体的に左半身の動きに抵抗があるようでした。
実際の治療に入る前に、オーリングテストを実施し、体周囲の波動の歪みを特定します。その歪みの原因となっているのが、左の第一大臼歯外側の膨らみに異常があることがわかりました。この部分を繊細な調整を行いながら、ほんの少しだけ削る処置を施しました。
短時間の治療ですから開口障害のある患者さんでも負担が少なく、「全然痛くなかったです」と驚きの表情。
治療前後の変化を確認したところ、口は指の幅3本分以上、余裕で開きます。「全く違和感なく開きました」と笑顔を見せてくれます。腰のつっぱり感もなくなり、痛みもなくなったようです。こわばっていた左足もなめらかに開脚・内転するようになり、体が柔らかくなったことが目で見て明らかでした。
体のバランスの崩れがさまざまな痛みの原因となっていることが分かった症例でした。
《実際の治療動画はこちら》